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熱海駅近くにパフェ専門店「十全十美」 老舗・古屋旅館が来年1月開店へ

来年1月にオープンを予定する「メゾンドパルフェ 十全十美」のパフェ(提供写真)

来年1月にオープンを予定する「メゾンドパルフェ 十全十美」のパフェ(提供写真)

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 パフェ専門店「メゾンドパルフェ 十全十美(じゅうぜんじゅうび)」(熱海市田原本町)が1月19日、熱海駅近くにオープンする。経営は「モデストスマイル」(銀座町)。

大きなカウンターで高級感ある店内イメージ(関連画像5枚)

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 1806年創業の老舗温泉宿「古屋旅館」の内田宗一郎社長が2020年にスイーツ事業会社として設立した同社。2021年3月には、直営1号店として熱海銀座商店街に和栗スイーツカフェ「和栗菓子kiito-生糸ー」を開店し、年間約7万食を販売する人気店となっている。

 「十全十美」は熱海駅から平和通り商店街を抜けたところに同旅館が2022年4月に取得した建物の1階に出店。建物2階には「十全十美ラボ」を設け、同店や「生糸」の商品を製造するセントラルキッチンにする。

 「十全十美」について、「生糸」開業時に「熱海観光の価値を高めたい」と話していた内田さんは「生糸が多くのお客さまに受け入れられたことで、熱海におけるラグジュアリー空間には大きな需要があり、期待も寄せられていると感じた。高価格帯だが無限のバリエーションがあるパフェで、熱海での非日常体験を提供し、ますます多様化するお客さまのニーズに応えていきたい」と話す。

 店のコンセプトに掲げる「潜るとそこは新しい世界」には、パフェの奥深い世界を体験してもらいたいという思いを込めた。店名は、「十全十美」の意味する「完璧なさま」とパフェのもつ「パーフェクト=完全な」の意味もかけた。

 パフェには、同店のパティシエが手作りした焼き菓子やジェラート、静岡県内や熱海市内で栽培されたフルーツなどを層状に盛り付ける。店内での食事用のほか、食べ歩き用と土産用の販売も予定する。ジェラートはイタリア製のジェラート機で作り、ハーブやスパイスなども使った大人向けの味に仕上げるという。ドリンクは、パフェに合うカクテルやモクテル(ノンアルコールカクテル)、静岡産の緑茶などを用意する。

 「店内は高級なパフェに合わせたしつらえに仕上げる。ラボは窓越しに外のお客さまから見えるように設計することで、スタッフが常にお客さまの存在を意識して安心安全な商品を届けることを大切にする」と内田さん。「素材や味覚にこだわり、手が届くラグジュアリーなパフェを提供したい」と力を込める。

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