熱海で音楽カフェバーやカラオケ大会の運営を手がける「123MUSIC(イズサンミュージック)」(熱海市伊豆山)が1月20日、AIを活用した音楽制作サービスを開始した。
AI技術と経験に基づいたプロンプト設定をポイントに楽曲制作する(関連画像2枚)
「123MUSIC」代表で「たーなー先生」の愛称で知られるボイストレーナー・田中直人さんがプルデュースする同サービス。田中さんは、子どもの頃から趣味で音楽の作詞作曲を始め、20代でプロとして活動をスタートして約30年の経験を持つ。これまでに1000曲以上の作詞作曲を手がけ、中にはテレビ番組のエンディングテーマや映画の主題歌、CMソングに採用された曲もあるという。
開始したサービスでは、AI技術を使い最短3時間ほどでオリジナル音楽を制作する。通常1~3カ月はかかるところを大幅に短縮できるという。田中さんは「独自の学習アルゴリズムによる楽曲制作エンジン、これまでの音楽制作の経験に基づいたプロンプト(AIへの指示)設定により、お客さまの思いを反映させたオリジナルソングを短納期で提供できる」と話す。
企業や店のイメージソング、誕生日や記念日に贈る楽曲、結婚式のオリジナルソングなどの利用を想定する。「サンプルとして制作した店のテーマソングは、歌詞やメロディーが好評だった」と田中さん。「記念日にサプライズで贈られた人は、涙を流して喜んでくれた」と話す。
料金はスタンダードプラン=10万円など。3月31日まで限定で、熱海市内在住・在勤者が対象のモニタープラン(1万円)を用意する。
田中さんは「歌詞や音楽ジャンル、言語などを依頼者の要望に応じていくらでもアレンジできる。AIを活用することで音楽の可能性が無限に広がった。音楽を使い、自分の気持ちをこれまで以上に多くの人に届けられる。サンプルを聞いて興味を持った人は気軽に相談してほしい」と話す。