暮らす・働く

熱海の「渚地区のまちなみを考える会」が解散 「サンロード」など継承へ

解散が決まった「渚地区のまちなみを考える会」の吉田耕之助会長

解散が決まった「渚地区のまちなみを考える会」の吉田耕之助会長

  • 5

  •  

 熱海の渚地区有志で組織する市民団体「渚地区のまちなみを考える会」が5月28日、熱海商工会議所(熱海市渚町)で総会を行い、本年度末の3月31日で解散することを決定した。

近年、新しい飲食店などの出店が進む渚中通り(関連画像3枚)

[広告]

 渚中通りを中心に国道135号の上下線で囲まれた地域の住民と事業者が1995(平成7)年、熱海湾岸エリアの整備が進む中で渚地区をにぎわいのある住みやすい町にしようと設立した同団体。

 設立当初は134人で活動を始め、地域の事業者が出店するマルシェイベント、花の植栽活動、まちづくりの勉強会や視察会などをこれまで行ってきた。同団体の吉田耕之助会長は「民間の事業者による再開発の動きが進んできており、官民連携した開発は難しくなってきた。2年ほど前から組織の解散を検討してきた。ここで一区切りつけたい」と話す。

 現在の会員数は92人。会員の高齢化も課題になっていたという。吉田会長は「これからの渚地区のにぎわいを考えてくれる若い人に会の活動を引き継ぎたい。会で命名した『ナギササンロード』の名称も引き継いでもらい、渚中通りを中心に地域を盛り上げてほしい。再開発との連携や地区の電柱地中化などにも取り組んでもらえたら」と話す。

 問い合わせは、事務局の熱海商工会議所で受け付ける。

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース