映画「温泉シャーク」と熱海市内の商店とがコラボレーションした商品が現在、熱海市内で販売されている。
間欠泉のようにあふれ出す「温泉シャーク塩レモンサワー」(関連画像4枚)
「温泉シャーク」は、熱海をモデルにした「S県暑海(あつみ)市」が舞台の特撮アクション映画で、昨年、市内でもロケが行われた。7月5日から全国の劇場で公開を予定している。
コラボレーションした商品は、映画の公開に合わせて熱海の街を盛り上げようと、映画関係者と市内の商店が企画。中華料理店「熱海飯店」(熱海市渚町)では、6月12日から「温泉シャーク」の内容をイメージしたメニュー2品の提供を始めた。退治したサメのフカヒレを料理に使用したイメージで開発したという「温泉シャークフカヒレ炒飯(チャーハン)」(1,400円)は、同店の名物「伊豆の肉チャーハン」をアレンジ。フカヒレを使ったあんをかけて食べてもらう「あんかけチャーハン」として提供する。「温泉シャーク塩レモンサワー」(3~4人分、1,500円)は、間欠泉からサメと温泉が吹き出す様子をイメージし、ボトルからおけに炭酸水があふれ出す仕掛けにしたという。
このほか、削り節店「杉本鰹(かつお)節商店」(昭和町)では凶暴なサメをイメージしたという「温泉シャーク辛みそ玉」(750円)を、練り物店「山田屋水産直売店」(咲見町)ではサメと人をかたどった「蒲鉾(かまぼこ)シャーク」(550円)を、それぞれ販売する。
同映画のプロデューサー・永田雅之さんは「さらに地元の事業者とコラボできれば。熱海発の映画で地域を盛り上げたい」と話す。