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「ふふ熱海」に別邸「木の間の月」 全室にガーデンテラスやバーコーナー

プライベートガーデンテラスを案内する八木のぞみシニアマネジャー

プライベートガーデンテラスを案内する八木のぞみシニアマネジャー

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 高級温泉旅館「ふふ熱海」の別邸「木の間の月」(熱海市水口町)でが4月20日、オープンする。開業に先立ち、3月30日、市内の宿泊施設関係者やメディアに向けた施設内覧会を行った。経営はカトープレジャーグループとヒューリックの合弁会社「ヒューリックふふ」(東京都中央区)。

全ての客室にプライベートガーデンテラスを設ける

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 「木の間の月」は全6室で、各部屋にプライベートガーデンと自家源泉の露天風呂を備える滞在型リゾート温泉旅館。「ふふ熱海」の前を流れる初川を挟んだ対岸に位置し、川と緑に囲まれた自然が特徴の宿泊施設。1階にロビーとレストランを配置し、2階・3階が客室。各部屋は、「木と木の間に望む月」がコンセプトになっており、「天満月」「宵月」のような月に由来する名前を付ける。館内や室内の照明にもこだわり、月明かりを感じられる仕掛けも施す。「プライベートテラスで月を眺めながら露天風呂に入り、室内では月明かりを彷彿とする照明でバータイムを過ごすこともできる」という。各部屋にワインやクラフトジン、ウイスキーを備えたバーコーナーをしつらえる。同社の広報担当者は「ふふはこれまでもプライベート性を大切にしてきた。『木の間の月』では限りなく他のお客さまとの接点を無くし、究極のスモールラグジュアリーリゾートを目指す」と説明する。

 長期滞在を想定し、広いクローゼットや同社とシモンズが共同開発した特注のベッドマットを備える。宿泊客は隣接する「ふふ熱海」のレストランやスパなども利用でき、「長期滞在しても飽きないよう、暮らすように過ごせる施設にした」という。

 館内には「鮨(すし)割烹 海の悠波(ゆうは)」を新設。「日本料理と鮨の融合」がテーマで、伊豆や熱海など地元の新鮮な魚介を中心に提供する。特に、伊豆半島で獲れるキンメダイの中でも希少価値が高いといわれる「とろ金目(きんめ)」を使ったすしや炙(あぶ)り料理などを売りにしていくという。席は個室やハイバックチェアのカウンター席により、プライベート感を保つ。ディナーは予約制で宿泊客以外も受け入れる。

 既に宿泊予約は始めており、全国の「ふふ」常連客を中心に順調に予約が入っているという。同担当者は「それぞれの客室で趣きが異なるので、常連のお客さまにも毎回楽しんでいただける。自生していた植物を生かしながら、新たに植栽した約30種類の樹木により、春夏秋冬どの季節に来ても、プライベートガーデンテラスや窓からの風景を楽しめる。リラックスして、ゆっくり滞在してもらえれば」と利用を呼び掛ける。

 宿泊料金は1泊2食付き11万円から。

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