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熱海に「創作割烹なごみ」 長年の経験生かし地元の人がゆっくりできる店に

店を切り盛りする小松さん夫婦

店を切り盛りする小松さん夫婦

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 「創作割烹 なごみ」(熱海市咲見町、TEL 0557-85-0123)が11月22日、熱海の東銀座バス停前にオープンした。

創作割烹なごみの「なごみ御膳 桜」(2,430円)

 店主の小松道祥(つねよし)さんは現在74歳。15歳で料理の道に入り、28歳の時に独立した。それまでは和食一本でやってきたが、「新しいことにチャレンジしたかった」と、その当時としてはまだ目新しかったイタリアンレストランを開業。その後、仕出し店や研修所の食堂なども含めて最大で5店舗を熱海市内中心に展開した。仕出し店は役所などから安定して注文があったが、昨年12月に閉店。小松さんは「ここまで熱海に支えられてやって来られた。採算よりも熱海の人たちへの恩返しのつもりで新しく始めることにした。あえて小さな店で、一人一人のお客さまとコミュニケーションを取れるようにしたかった」と出店の経緯を話す。

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 店はカウンターのみの8席。カウンター席の天井は吹き抜けにして外から明るい光が差し込むように改装し、開放的な造りにした。熱海は高齢者が多いことにも考慮して、座り心地にこだわった一人掛けのソファを導入。「2時間ゆっくり座っても疲れないソファ椅子を選んだ」と小松さん。

 昼のメニューは、地魚や手作りの総菜にこだわった、「地物焼き魚御膳」「地物煮魚御膳」(以上1,650円)、「天ぷら盛合せ御膳」(1,870円)など。「熱海で提供している店はほとんどない、生の天然マグロを仕入れている」という「生まぐろ刺し身御膳」(赤身=1,650円、中トロ=1,870円、大トロ=2,200円)も。

 夜のメニューは、刺し身や天ぷら、焼魚または煮魚、小鉢などをセットにした「なごみ御膳 桜」(2,430円)、刺し身やアワビステーキ、煮魚、小鉢などをセットにした「なごみ御膳 梅」(2,650円)のほか、「季節のおまかせ会席膳」(5,500円~9,900円)を用意した。夜メニューは、希望によって昼の時間帯でも対応可能。

 小松さんは「まだオープンしたところだが、すでに2回、3回と来店していただくお客さまもいる。一人一人の好みが分かってくれば、それに対応して料理を提供していく」と話す。「熱海は観光客が多く、地域の人がゆっくりと食事できる店がなかなか無い。今まで熱海に支えられてきたので、地元の人がゆっくり過ごせる店にしていきたい。謙虚な気持ちで、一品一品に愛情を込めて提供していく」と意気込みを見せる。「席が少ないので、来店前に空席があるかどうか電話してほしい」とも。

 営業時間は11時~14時、16時~21時。