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SS伊豆、1年ぶりのホーム公式戦を勝利 熱海出身・鈴木海都選手が同点弾

ホーム開幕戦を勝利で飾ったSS伊豆と応援する観客ら

ホーム開幕戦を勝利で飾ったSS伊豆と応援する観客ら

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 静岡県社会人リーグ1部のサッカークラブ「SS伊豆」が5月15日、姫の沢スポーツ広場(熱海市伊豆山)でホーム開幕戦を戦い、「Black kitty」を4対1で退けた。

ヒーローインタビューで笑顔を見せる鈴木海都選手

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 5月1日にアウェイ藤枝総合陸上競技場で開かれたパイシャオンFCとのリーグ開幕戦を4対0で完封勝利して臨んだ今試合。昨年7月3日に発生した伊豆山土石流災害の影響で姫の沢スポーツ広場のグラウンドが使えない状況が続き、同広場での公式戦は、2021年5月16日以来、ちょうど1年ぶりとなる。試合前に同クラブ代表の片岡大輔監督は「姫の沢に1年ぶりに帰ってきての試合。この良い環境でできることをプレーで思いを伝えて恩返ししたい。応援してくれる人に勇気、感動、興奮を届ける。Black kittyは強豪だが、選手全員が一丸となって戦いたい」と意気込みを見せた。

 試合は、前半12分にBlack kittyが先制。スタンドに駆け付けた多くの観客に勝利を届けたいSS伊豆はチャンスを作るも得点を奪えず、前半を0対1で折り返す。後半は、キックオフからSS伊豆が相手を押し込む展開が続くと、後半8分、熱海出身で今期加入した鈴木海都選手がゴールを決めて同点に追いついた。勢いに乗るSS伊豆は、その後も猛攻を見せ、根本海斗選手のゴールと杉本マテウス選手の2試合連続2得点などで相手を圧倒。守備陣も体を張った守りで後半はゼロに抑え、4対1でホーム開幕戦を勝利。開幕から2連勝を飾った。

 試合後、片岡監督は「早い時間帯での失点でプラン通りの展開ではなかったが、選手が焦らずに一生懸命に前を向いてプレーしてくれた」と振り返り、選手をたたえた。

 同店に追いつくゴールを決めた鈴木選手は「いろいろな感情があり、こみ上げるものがあった」とゴールの瞬間を振り返る。「熱海を盛り上げたいという思いで臨んだ重要なホーム開幕戦。応援してくれている人たちの声援がチームの力になっている。これからも試合に足を運んでもらえれば」と呼びかける。

 今期は「東海リーグ昇格」を目標に掲げ、リーグ11試合に臨む。県リーグで2位以内に入り、さらに東海リーグ昇格トーナメントで優勝すると来季の東海リーグへの昇格が決まる。昇格への道のりは長いが、片岡監督は「熱海・伊豆を盛り上げるために、今日のような熱く魂のこもった試合をしていきたい」と力を込める。

 次の試合は6月5日、岳南Fモスペリオとホーム姫の沢スポーツ広場で戦う。11時キックオフ。観覧無料。

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