「ふふ 熱海」(熱海市水口町)の別邸「木の間の月」が2021年4月20日、開業する。同館を経営するカトープレジャーグループ(東京都千代田区)が12月23日、発表した。
別邸「木の間の月」は、2007(平成19)年に開業した「ふふ 熱海」に隣接。「ふふ 熱海」の特徴であるプライベート性をさらに高めた「スモールラグジュアリーリゾート」を目指すという。部屋は3タイプ、計6室。全ての客室に専用のガーデンテラスを備え、熱海の自然を感じながら思い思いの時間を過ごすことができるようにする。「木の間の月」の名の通り、ガーデンテラスの木と木の間か照らす月明かりを眺めることができる。客室の照明も月を連想させるものを設置したという。
温泉は「ふふ 熱海」と同じく、自家源泉を引いた露天風呂を各部屋に備える。美濃康一支配人は「その土地の食材、香り、木々、工芸品や、その地域でしか味わえない魅力を最大限に生かすという『ふふの良さ』を提供したい」と話す。
別邸に新たにすしカウンターを設け、地元の海鮮を使って職人が料理を提供する。カウンター席にはハイバックチェアを使うことでプライベート感を保つ。宿泊者はランチの利用もできる。ディナーは事前予約で宿泊客以外も受け入れる。
美濃支配人は「『木の間の月』は、熱海が大好きで何度も来られる方々に、もっと熱海を好きになってもらいたいと考えて造っている。熱海でしか味わえない食、景色、風、温泉などを知っていただき、また熱海に来たいと思える施設にしたい」と意気込みを見せる。
宿泊料金は1泊2食付き11万円から。