市内の飲食店や雑貨店、団体などが集まるイベント「第3回熱海未来広場」が10月16日、長浜海浜公園で開かれた。
前回は9月に開催を予定していたが、台風の影響で延期していた。今回は、市内の商店や団体、キッチンカーなどが16のブースを設置。来場者との交流を楽しんだ。
熱海高校の2年生4人も探求学習の授業の一環で「熱海カフェ」を初出店した。熱海の魅力や課題をグループに別れて調査し、解決策を考えて実行する取り組み。村崎美由さん、内野ここはさん、前田陽夏乃さん、黒川美桜さんのグループは、この日のために、レモン果汁を加えることで色が変化するドリンク「バタフライピーソーダ」を用意して販売に臨んだ。市内中心部と比べると観光客が少ない南熱海エリアを若者の力で盛り上げたいと、同公園でのイベントを選んだという。
4人は用意した120杯分のドリンクを完売しようと、来場者に声をかけてアピールした。村崎さんは「初めての試みなので恥ずかしいが、購入してもらえてうれしい。値段や分量など決めることが難しかったが、良い出来栄えに仕上がった」と話し、内野さんは「若者が集まる場所が少ない南熱海に、このような若者向けの店がもっとできてくれたら」と期待を寄せた。
次回の「熱海未来広場」は11月13日を予定する。