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サッカークラブ「SS伊豆」、東海リーグ2部昇格へ 逆転でトーナメント戦制す

昇格を決めて喜ぶSS伊豆の選手とチームスタッフら

昇格を決めて喜ぶSS伊豆の選手とチームスタッフら

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 静岡県社会人リーグ1部のサッカークラブ「SS伊豆」が12月3日・4日、三重県鈴鹿市で開かれた「第57回東海社会人サッカートーナメント大会」で2連勝し、来季の東海社会人リーグ2部への昇格を決めた。

チームを引っ張ったキャプテンの根本海斗選手(関連画像6枚)

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 「東海リーグ昇格」を目標に掲げて今季のリーグ戦に臨んだSS伊豆は、富士・富士宮市をホームタウンにする「岳南Fモスペリオ」に次ぐ2位でトーナメント大会への出場権を獲得していた。昨シーズンも2位でトーナメント大会への出場権を得たが、コロナ禍で大会が中止となり、東海リーグ昇格の目標を断たれた。SS伊豆代表の片岡大輔さんは「選手、チームスタッフが一丸となって昨年の悔しさを晴らす」と、リベンジを誓って大会に臨んだ。

 同大会には、静岡・愛知・岐阜・三重のそれぞれの県リーグ上位2チーム、合計8チームが出場し、トーナメントを勝ち抜いた2チームに来季の東海リーグ昇格が認められる。

 SS伊豆は3日のトーナメント1回戦で、愛知県リーグ1位の「東海FC」と戦い、1-0で勝利して2回戦に進出。4日の2回戦では、岐阜県リーグ1位の「岐阜協立大学2nd」と対戦。勝ったチームが東海リーグへの昇格が決まる戦いは、岐阜協立大学2ndが前半と後半立ち上がりに得点を決め、SS伊豆が0-2とリードされる展開となる。それでも諦めないSS伊豆は後半30分、静岡出身・片山紳選手がゴールを決めて1点差に迫ると、後半40分には三島出身・松永祥平選手が直接フリーキックを決めて土壇場で追いつく。

 2-2で延長戦に突入すると、延長前半7分、湖西出身・杉本マテウス選手がこぼれたボールを押し込み逆転に成功する。SS伊豆は最後まで守り抜き、3-2で勝利。2年越しの東海社会人リーグ2部への昇格を決めた。

 試合後、キャプテンとしてチームを引っ張ってきた沼津出身・根本海斗選手は「2点を取られても負けるとは思わなかった。リーグ最終戦で負けて雰囲気が悪かったが、練習から声を掛け合って修正し、右肩上がりから最高潮の雰囲気の中でトーナメントを迎えられた。来シーズンは1年で東海1部に上がりたい」と意気込む。トーナメントを同じく勝ち抜いた岳南Fモスペリオと共に、来季SS伊豆は東海社会人リーグ2部に戦いの場を移す。伊豆半島をホームタウン、熱海・姫の沢スポーツ広場をホームグラウンドとして戦うSS伊豆の片岡さんは「最後まで一緒に戦ってくれた選手たちを誇りに思う。ワールドカップで日本代表が国民を勇気付けたように、自分たちも伊豆半島を元気付けて勇気を届けたい。来季もSS伊豆らしく全力で戦う」と力を込める。

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