熱海出身・在住の日本画家・坂本武典さんの個展「坂本武典日本画展~ひなまつりと伊豆~」が3月2日、「坂本武典画室」(熱海市渚町)で始まる。
8年ぶりの画室での個展「坂本武典日本画展~ひなまつりと伊豆~」(関連画像3枚)
坂本さんは15年ほど前から同所の画室と展示室で個展を開催。今回は、2015(平成27)年以来8年ぶりに開く。日展へ出品した150号サイズや50号サイズの大作のほか、大小30点ほどの作品を展示。季節に合わせひな祭りをモチーフにした作品のほか、熱海の風景、草花などを描いた作品を中心に披露する。
坂本さんが普段から制作に使う画室を開放し、岩絵具や画材も公開する。坂本さんは「アットホームな雰囲気でゆっくり作品を見てもらえるように始めた個展。展示がショールームのようで、作品を自宅に飾ったときのイメージが分かると評判」と話す。
今回は、坂本さんが20歳の時に描いたという自画像など、10年以上公開していなかった作品も展示する。坂本さんは「過去の作品の展示には自分を顧みる意味もある。絵描きが仕事する様子を知る機会になる。私の家に遊びに来るような気持ちで気軽に来場してもらえれば」と呼びかける。
開催時間は11時~16時。入場無料。3月6日まで。