ケーブルテレビ放送局「伊豆急ケーブルネットワーク」(熱海市上宿町)が4月18日、熱海での高速インターネットサービス「IKC光」の提供を始める。
ケーブルテレビ事業や通信事業を熱海や伊豆エリア、湯河原町を中心に展開する同社。地域情報番組や自治体の防災情報を配信するなど、地域に密着したサービスを提供する。今回、老朽化した伝送設備のリニューアルに合わせて光ファイバーを使った設備を導入。安定したインターネットサービスを提供するために、独自で所有する光回線を使った「IKC光」のサービスを始めた。同社の関本誠男さんは「熱海に本社を置く事業者で自前の伝送設備を使って光サービスを提供するのは当社が初めて。快適な通信環境と地域に密着したサービスを強みにしたい」と話す。
すでに1月から事前受け付けを始め、4月18日の熱海市と湯河原町での光サービス開始を皮切りに、伊東市、東伊豆町でも順次サービスの提供を始める。特徴について、関本さんは「最速10ギガの快適な通信環境とメッシュWi-Fiというつながりやすいネット環境を整備する。インターネットが苦手な高齢者が多いエリアなので、困りごとには訪問サポートで対応する。地域に寄り添ってきた当社だからこそできる、痒いところに手が届くサポートをしていきたい」と話す。
関本さんは「地元にある会社なので、お客さまに顔が見える事業者でありたい。信頼してもらえることが大事。現状のサービス以外でも、地域のためにできることを今後も考えてサービスを追求していきたい」と意欲を見せる。