リゾートホテル「熱海パールスターホテル」(熱海市東海岸町)が5月1日、静岡県産の抹茶を使ったスイーツの販売を始めた。
一日2台限定でテイクアウト販売する「SHIZUOKA Matcha ロール」(関連画像3枚)
1950年代に創業した「ぐり茶の五十鈴園」(沼津市)とコラボレーションした同商品。同社の一番茶だけで作られた抹茶を使う。販売の経緯について、同館支配人の大川真実さんは「五十鈴園の抹茶をウエルカムティーとしてロビーラウンジで提供してきた。世界的に日本といえば抹茶というイメージがあるようだが、産地は静岡よりも京都などの方が認知されている。静岡の抹茶をスイーツを通してアピールできれば」と話す。
販売するのは、一日2台限定でテイクアウト販売する「SHIZUOKA Matcha ロール」(2,700円)とスイーツやキッシュ、ドリンクをセットにした「SHIZUOKA Matcha アフターヌーンティー」(5,445円)。同館シェフパティシエの松村圭二さんが作り、いずれも同館1階のラウンジ「オーシャンブリーズ」で提供する。
「SHIZUOKA Matcha ロール」は、抹茶を使った生地で生クリームや大納言と栗の甘露煮を巻いて仕上げる。甘さ控えめでふわっとした食感が特徴だという。好みで黒糖黒蜜をかけて食べてもらう。「SHIZUOKA Matcha アフターヌーンティー」は、抹茶ミニモンブランや抹茶のムース黒蜜添えなど7種類の抹茶スイーツのほか、伊豆産オレンジのパンナコッタ、スコーン、キッシュなどをセットで楽しんでもらう。ドリンクは、紅茶やコーヒーなど21種類から選んでお代わりすることができる。
ゴールデンウイークの期間中は、観光客のほか、地元客や別荘の住民の利用も目立ったという。大川さんは「地元の抹茶にこだわったスイーツを楽しんでほしい。気軽に利用してもらえるロビーラウンジなので、友人や家族と一緒にカフェとして使ってもらえれば」と呼びかける。
宿泊者以外も利用可能。6月30日まで。