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熱海のカフェ各店でかき氷の販売始まる 夏を先取り、トッピングも鮮やかに

初島「HATSUSHIMA STORE & CAFE」のかき氷

初島「HATSUSHIMA STORE & CAFE」のかき氷

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 ゴールデンウイークを迎えた熱海市内のスイーツ店やカフェが早くも、かき氷の提供を始めて、観光客を迎えている。

原材料や製法にもこだわった「Organic Box」のかき氷(関連画像4枚)

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 昨年7月に熱海の離島・初島にオープンした「HATSUSHIMA STORE & CAFE」(熱海市初島)は4月29日、かき氷の提供を始めた。メニューは、「イチゴミルク」(800円)、「トロピカルマンゴー」「ブルーオレンジ」(以上780円)の3種類。シロップは市販のものを使わず、果物の果肉や果汁を使って作る自家製のシロップにこだわったという。

 昨年は8月にかき氷の販売を始め、看板メニューの初島名産ところてんを使ったパフェに次ぐ人気だったことから、今年はゴールデンウイークに前倒して販売を始めた。同店の田中福将さんは「初島はすでに日差しの強い日も多い。目の前が海と港なので、海を見ながらや海水浴の後に食べて涼しくなってもらえれば。フォトジェニックとしてもお薦め」と話す。9月ごろまでの販売を予定する。

 熱海銀座商店街のスタンドカフェ「Organic Box(オーガニックボックス)」(銀座町)は4月20日から、かき氷を提供。オーガニックや無農薬の原材料で作るフルーツサイダーなどが人気だが、毎年、夏季限定でかき氷を販売。今年は「マンゴーヨーグルト」「ベリーミックスヨーグルト」「ほうじ茶ミルク」「抹茶ミルク」(以上850円)など7種類のかき氷をそろえる。

 同店では、2週間ほど漬けた果物の果汁や果肉を使った氷から店で作るというこだわりを見せる。ほうじ茶や抹茶も地元の製茶店から仕入れる無農薬の一番茶を使う。同店の杉本良花さんは「おいしいのはもちろん、安心して食べてもらえることを大切にしている。テイクアウトして、海を見たり町歩きしたりしながら楽しんでもらえれば」と話す。

 カフェバー「ehaco(エハコ)」(渚町)は5月3日、昨年に続きかき氷の販売を始める。トッピングには自家製のジャムを使い、「ブルーベリー」「マンゴー」「黒胡麻(ごま)ミルク」など5種類を提供する。価格は1,100円~。氷は地元の丹那牛乳を凍らせたミルク氷を店で作る。店主の高杉美紗緒さんは「ふわふわの氷が特徴で、溶けても最後までおいしく食べてもらえるようにした。材料はとことん自家製にこだわった」と話す。

 氷やジャムのほか、トッピングのあん、白玉なども店で手づくりするという。今年はかき氷を提供する器も高杉さんが陶器で手作りしたものを使う。「ゴールデンウイークで人が多く集まる時にも食べてほしいと思い、昨年より2カ月ほど早くかき氷の提供を始める。夏はジンを使ったアルコール入りのかき氷の販売も予定している。昼間から開いているので、カフェとしても使ってもらえれば」と呼びかける。

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