静岡産抹茶を味わってもらうカフェ「熱海抹茶」(熱海市咲見町)が10月15日、咲見町の商店街にグランドオープンした。
都内で飲食店を経営する藤崎浩由さんが店主を務める同店。半年ほど前に前店主から引き継いで運営していたバーを業態転換してオープンした。子供の頃から旅行で熱海を訪れていたという藤崎さんは「都内の店で提供してきた静岡のお茶を使うお茶割りがとても好評だった。静岡のお茶のおいしさを熱海に来る観光客にもっと知ってもらいたい」と話す。
席数はカウンター席とソファー席を合わせて12席。店外に設置する富士山と抹茶でデザインしたロゴのネオン看板の前に抹茶色のベンチを置き、撮影スポットにした。
抹茶は、1950(昭和25)年創業の茶匠「丸玉園」(焼津市)から仕入れて使う。メニューは、「熱海抹茶ラテ」「豆乳きなこ抹茶ラテ」(以上600円)、抹茶アイスや白玉などをトッピングした「プレミアム熱海抹茶ラテ」(1,000円)をはじめ、「深蒸し緑茶」「ほうじ茶」(以上500円)など。焼酎をお茶で割った「丸玉園の静岡茶割り」(700円)も提供する。
今後について、「来年早々には店内や入り口を改装し、より入りやすい雰囲気の店に変える。メニューも抹茶クレープや地元のアルコールメニューなどを追加する予定」と藤崎さん。「商店街の途中にあるので、テイクアウトや休憩スポットでも使ってもらいたい。お酒を飲みに地元の人が気軽に立ち寄れる店になって、夜のにぎわいに貢献できれば」と話す。
営業時間は、11時~17時、19時30分~24時。