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熱海・近江屋酒店に「立春朝搾り」 市内の飲食店でも提供

「立春朝搾り」を販売する近江屋酒店の古株社長、國分さん(右から)

「立春朝搾り」を販売する近江屋酒店の古株社長、國分さん(右から)

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 立春の2月3日、熱海の老舗酒販店「近江屋酒店」(熱海市中央町)で若竹「立春朝搾り」の販売が始まる。この日は早朝から蔵元で準備が始まり、昼前には店頭に並べられる。

若竹・純米吟醸生原酒「立春朝搾り」

 立春朝搾りは日本名門酒会が1998(平成10)年から毎年企画し、立春の日の朝に搾ったばかりの日本酒を瓶詰め。全国の蔵元と酒販店が協力して、その日のうちに消費者に届ける。今年は全国44の蔵元が、それぞれの「立春朝搾り」を製造する。静岡県内では、大村屋酒造場(島田市)が蔵元として参加し、近江屋酒店が熱海市内では唯一、「立春朝搾り」を扱う。

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 近江屋酒店は創業85年の老舗酒店で、日本酒や焼酎、ワインなど常時1000種類以上の酒を取り扱う。「立春朝搾り」には1998年の第1回から参加している。3代目の古株伸一社長は「店を朝3時に出発して、明け方に蔵元に着き、一緒に瓶のラベル貼りなどの作業を行う。コロナの影響が無ければ、通常はそこから蔵元の近くの神社でおはらいをしてから出荷する。店に戻ってくるのが昼前くらい。立春の朝に搾ったばかりの酒が、昼にはお客さまに届く」と説明する。

 大村屋酒造場は1832(天保3)年創業の酒蔵で、純米大吟醸「おんな泣かせ」や近江屋酒店オリジナルの地酒「宮のしずく」などを製造する。今年の若竹・純米吟醸生原酒「立春朝搾り」は720ミリリットル換算で1万本を製造。近江屋酒店には、720ミリリットル(1,600円)、1.8リットル(3,200円、以上税別)合わせて250本程度が入荷する予定。既に予約でほぼ完売し、店頭には720ミリリットルがわずかに並ぶだけだという。

 店員の國分まり栄さんは「『立春朝搾り』は立春にしか飲めない縁起酒として人気で、毎年購入するお客さまもいる。店頭に並べられるのはわずかな数量だが、市内のいくつかの飲食店でも飲むことができるので、そちらも利用してもらえれば」と笑顔で話す。市内では、三松鮨、味里(以上、銀座町)、仲見世いわい(田原本町)などで提供する。

 近江屋酒店の営業時間は9時~18時30分。