「PIZZERIA CENTO(ピッツェリア チェント)」(熱海市田原本町)が2月14日、熱海駅前の平和通り商店街にオープンした。
一枚板を使ったテーブル席を備える「CENTO」店内(関連画像8枚)
熱海駅近くのイタリアンレストラン「LEONE9(レオーネノーヴェ)」、ラスカ熱海内の「PIZZERIA SUN LEONE(サンレオーネ)」を経営する相松敏彦さんが開業した同店。相松さんは小田原や箱根でイタリアンのシェフを務めた後に独立し、2018(平成30)年に「LEONE9」を、2021年に「PIZZERIA SUN LEONE」を、それぞれ開業した。今回オープンした店を含め3店とも熱海駅周辺での出店となる。出店の経緯について、相松さんは「スタッフが働きやすい環境を作れればと近隣で出店した。ピザ窯でまきを使える物件を探していた時に、今回の物件に巡り合った」と話す。
店舗面積は約30坪。席数は、カウンター席とテーブル席合わせて40席。オープンカウンターを採用し、客の目の前で調理の様子を眺められるようにした。「天井や床は元の建物をできる限り生かし、塗装で味わいを出した。目の前の商店街は観光客でにぎわっているので、2階にある店に入ると落ち着けるような雰囲気を大切にした」と相松さん。
店名にはイタリア語で100を意味する「CENTO」を付けた。フードメニューは、1日100枚限定のピザ、ピザ窯で使うまき火で焼いたグリル料理を中心に用意する。ランチメニューのピザは1,100円~。伊豆産キノコを使った「静岡県伊豆産クアトロフンギのピッツァ トリュフ風味」(2,280円)、網代のかつお節とからすみをかけた「地物サバの干物のピッツァ」(2,600円)など、地元の食材を使ったメニューをそろえる。前菜、ピザ、ドルチェ、ドリンクをセットにした「ランチセット」(3,650円~)も提供する。
ディナーメニューは、前菜や揚げ物を400円台から用意するほか、半日以上かけて燻製(くんせい)して作る「スペアリブオリジナルスパイスロースト」(3,080円)、まき火で焼く「赤城牛熟成Tボーンステーキ」(1キロ1万6,000円~)など。相松さんは「まきで焼くことで香りはもちろん、素材の味を引き出してイタリアンの魅力をさらに高めてくれる」と話す。
ワインはイタリア産を中心に約80種類を取りそろえ、ボトルワインは1,000円台から用意する。「ワインはほぼ原価で提供する。別途、抜栓料として1本につき1~3人客は3,300円、4~6人客は4,400円を頂く。いいワインほど手頃な価格で飲んでもらえるようにした」と相松さん。
メニューは季節に合わせて食材を変えて提供していくという。「気軽につまみとワインでバールのように使ってもらったり、団体で二次会の会場として使ってもらったりもしてくれれば。駅周辺は夜に営業している店が少ない。夜まで営業することで夜のにぎわいにもつなげていきたい」と力を込める。
営業時間は、11時~15時、16時~20時30分(土曜・日曜・祝日は11時~21時)。火曜定休。