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熱海の画家・坂本武典さん描く「干支ラベル」純米酒 白蛇や小槌など

干支ラベルの「天虹」を販売する天神酒店・鈴木さん(中央)と日本画家・坂本さん(右)

干支ラベルの「天虹」を販売する天神酒店・鈴木さん(中央)と日本画家・坂本さん(右)

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 熱海出身・在住の日本画家・坂本武典さんが描いた「干支(えと)ラベル」を貼った純米酒「天虹(てんこう)」の販売が12月26日、熱海市内の酒販店で始まった。

「干支ラベル」を貼った純米酒「天虹」

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 「天虹」を製造する駿河酒造場(静岡市)の杜氏(とうじ)・萩原大吾さんと坂本さんが高校の同級生だった縁で、10年以上前から坂本さんが干支ラベルのデザインを手がける。巳(み)年の今年は「吉兆彩蛇(きっちょうさいじゃ)」と題し、白蛇を中心に、打ち出の小づち、小判、サンゴ、ヒョウタン、宝珠、金雲など新年にふさわしくめでたい「宝づくし」を描いた。絵に込めた思いを坂本さんは「白蛇は神様の使い。日の下で白蛇が幸福の象徴である小判をまいている絵にした。伊豆山や熱海がさらに幸せになるように願っている」と話す。今回も天虹の売り上げの一部を伊豆山の災害復興支援金として熱海市に寄付する。

 今年の酒のできについて、萩原さんは「冷やしても温めてもおいしい。やや辛口でしっかりした味わい」と話す。熱海市内の取り扱い店舗は、「天神酒店」(咲見町)、「近江屋酒店」(中央町)、「石和酒店」(昭和町)の3店。天神酒店の店主・鈴木宜志さんは「正月のお酒として提供するためにホテルや旅館からの注文も増えている。伊豆山の復興に貢献していきたい」と話す。

 価格は、300ミリリットル瓶=550円、720ミリリットル瓶=1,320円。

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