熱海魚市場(熱海市清水町)で4月11日、「第32回 魚祭り」が開催される。昨年11月に開催する予定だったが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で中止となっていた。
魚祭りは同市場で数カ月に1回のペースで行われ、市民や観光客らでにぎわいを見せる。浜焼きコーナーと10時からの「マグロ解体ショー・即売」は行うが、地魚の詰め放題とあら汁の無料サービスは、感染症を考慮して今回は行わない。
飲食ブースは、山田屋(練り物など)、寺子屋キッチン(カレーなど)、そうめん次郎(そうめん)が出店する。移動販売「cafe lacicu(カフェ ラシク)」もドリップコーヒーやサワーなどを提供する。杉本鰹節商店のかつお節や乾物のほか、すし、マグロの刺し身、魚の揚げ物なども販売予定。地元の高齢者バンド「ジーバーズ」のライブもあり、会場を盛り上げる。
熱海魚市場の宇田勝社長は「これまでのマグロ解体ショーは前側180度だけのショーだったが、今回は市場の中央を使って、360度の角度から解体を見ることができるダイナミックなショーになる。珍しい試みなので、見どころの一つに」と話す。「昨年は感染症の影響で、熱海も各イベントが中止になった。今年こそはこの魚祭りを皮切りに、ビール祭りなどの催しが開催でき、熱海がにぎやかになれば」と期待を込める。
開催時間は9時~16時。入場無料。