熱海に7月17日、ラーメン店「麺屋 海（カイ）」（熱海市中央町）がオープンした。経営はSion Investment（紅葉ガ丘町）。

カウンター７席の清潔感ある明るい店内

　同社社長の内田智行さんは下田出身。現在は企業ファイナンスのアドバイスや経営コンサルティング事業などを行う。今回は、熱海の観光・経済を活性化することを目的に立ち上げた「ノマド プロジェクト」の第1弾として、伊豆の食材を使ったラーメン店の開業に至った。

　同店をプロデュースした三浦渉さんは「伊豆の海の香りを味わうことをテーマにした。ラーメンだけでなく、伊豆の海の幸を中心とした刺し身やおつまみもそろえ、居酒屋としても使ってもらえるラインアップにした」とこだわりを説明する。

　店内はカウンター7席。メニューは、アサリの「濃厚なかえし」と国産昆布のだしを合わせたスープが特徴の「伊豆の塩らーめん」（800円）、下田から取り寄せるのりをのせた「海苔（のり）盛り塩らーめん」（900円）、三元豚のチャーシューを使った「ゆで豚増しらーめん」（1,100円）など。いずれも無料で「海老（えび）の泡」が付く。料理は、日本料理に約20年携わっている料理長・浜田光さんのこだわりが詰まっている。

　ラーメンのメニュー以外に、日替わりのおつまみ、「日本一の釜揚げしらす丼」（1,000円）、アルコールドリンクなども用意する。

　三浦さんは「熱海に移住した仲間で、熱海をもっと盛り上げようと考えてプロジェクトを始めた。今後、さらに飲食店や土産物店などを出店していきたい。店が人と人が交流できるような場所になれば」と期待を込める。

　営業時間は11時30分～14時30分、18時～翌2時。