食べる

熱海サンビーチ近くの「ブルーナインカフェ」が1周年 夏季は全品テークアウトに対応

「熱海チュロス」と「フォアグラとだいだいのピザ」をアピールするスタッフ

「熱海チュロス」と「フォアグラとだいだいのピザ」をアピールするスタッフ

  • 8

  •  

 熱海サンビーチ近くの「blue nine cafe(ブルーナインカフェ)」(熱海市東海岸町)が7月20日、開店1周年を迎えた。

オーブンで焼いて提供する「熱海チュロス」と「フォアグラとだいだいのピザ」

[広告]

 都内で飲食店を経営するシニアソムリエの箱守勇さんが2020年7月20日に開業した同店。熱海には以前から友人らとよく訪れていたという箱守さんは「モナコをイメージさせるような、海沿いの高級感があるリゾートレストランを熱海に作りたい」と、熱海での出店を決意。熱海サンビーチにも程近く、海を望むことができる現在の場所と出合い、出店にこぎ着けた。箱守さんは「実際は『カフェよりワンランク上の立ち位置』を目指し、チュロスのほか、夏は気軽にテークアウトもできるメニューをそろえている」と説明する。

 定番メニューは、熱海産だいだいを使った「フォアグラとだいだいのピザ」(2,500円)、生パスタを使った「卵黄のカルボナーラ」(1,600円)など。夏は、「テークアウトしてサンビーチで食べてほしい」と、フライドチキンやフィッシュ&チップスなどの軽食のほか、パスタやピザもテークアウトに対応する。夏以外のシーズンには、肉料理などワインに合うレストランメニューも提供する。

 看板メニューは、油で揚げず、注文を受けてからオーブンで焼いて提供するという「熱海チュロス」(300円)。箱守さんは「熱海といえばチュロスと言われるようになるくらいにチュロスを定着させていきたい。ワンハンドで気軽に食べ歩きもでき、いろいろなレパートリーも作ることができる。市内の他の飲食店でもそれぞれ個性的なチュロスを提供してもらい、一緒に広げていくことができれば」と期待を込める。

 ワインは、シニアソムリエの箱守さんがセレクトしたワインをそろえ、コイン式ワインサーバーで提供するグラスワイン(1,000円)や各国のボトルワイン(3,800円~)を用意。シャトーマルゴーなど本格的な銘柄も置く。

 1年を振り返って、箱守さんは「熱海の皆さんにも迎え入れてもらえ、熱海でやっていける自信がついた」と笑顔を見せる。今後について、「スタッフも充実してきたので、ディナーも充実させていく予定。周辺のホテルで働く従業員に仕事終わりに寄ってもらうことで、スタッフと地元の飲食業の人が交流できれば。コロナが落ち着けば、イベントも開催して熱海を盛り上げていきたい」と意欲を見せる。

 営業時間は10時~22時。

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース