熱海・渚町のワインバー「Le palais(ルパレ)あたみバール」が7月2日、オープンから3周年を迎えた。
渚町の路地裏にたたずむワインバー「Le palais あたみバール」
店主の宮野淳美さんが2018(平成30)年7月2日に開業した同店。元々、伊豆や熱海などのリゾートホテルで、10年ほど、レストランのサービスの仕事をしていた宮野さんだったが「ワインに携わってからワインに興味を持ち、ソムリエの資格も取得した。ワインバーで独立しようと考えた」と、独立を決意したという。当初は海を眺められる場所で物件を探したが、「渚町の路地の雰囲気が気に入った」と、スナックだった物件を自らDIYして出店にこぎ着けた。
メニューは、グラスワイン(500円~)、ボトルワイン(2,500円~)をリーズナブルな価格で提供する。フードメニューも300円から用意する。宮野さんは「ワインの種類や価格は在庫状況で変動するが、ワインを1杯からでも気軽に飲んでもらえるようにしている。銘柄や国にこだわらず、カジュアルに楽しんでほしい」と笑顔で話す。
開業から3年を振り返って、宮野さんは「ワインバーをやりたいと、何となく始めた店だったので、初めはお客さまが来ないことは覚悟していた」と話す。しかし店を始めてみると、客の紹介や口コミで評判が広がり、多くの客に利用される店となっている。「地元の人たちに支えられてきた。熱海に住む人や移住してきた人がよく利用してくれている」という。
今後について、宮野さんは「皆さんの日常の中に入れてもらえるような気軽に入れる店になれるように、ゆったりと続けていけたら」と話す。「熱海は今、大変な状況のため、疲れている人もいると思うので、店がホッと落ち着けるような場所になれれば」とも。
営業時間は14時ごろ~22時。水曜定休。