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熱海の温泉水で商品開発へ 市とスキンケアメーカーが連携協定

熱海市役所で協定書の調印に臨んだ斉藤市長と矢作社長(左から)

熱海市役所で協定書の調印に臨んだ斉藤市長と矢作社長(左から)

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 熱海市とピジョンホームプロダクツ(富士市)が2月8日、「熱海市温泉水活用に関するパートナーシップ協定」を締結した。

協定の書面に署名する斉藤市長と矢作社長

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 ピジョンホームプロダクツは、ベビー用品メーカー「ピジョン」(東京都中央区)のグループ会社で、主にスキンケア商品を開発・製造する。協定は、熱海の温泉水を活用した商品の開発・販売やマーケティングなどに両者が連携して取り組む内容。熱海温泉と同社のブランド力の向上、地域の活性化を目指す。

 締結式で、斉藤栄熱海市長は「熱海市の観光資源である温泉は、源泉数・湧出量共全国トップクラスで、泉質もバラエティーに富んでいる。天与の温泉を使った商品が熱海を代表する名産品になれば。同社との連携を深めたい」と話した。

 同社の矢作一朗社長は「当社は40年以上、静岡の水を使って商品を開発してきた。スキンケア用品を開発しようと調査した中でも熱海の温泉水は、刺激や匂いも少なく美肌や保湿効果が期待できるなど化粧品に適していることが分かった。両者が発展していける取り組みにしたい」と力を込める。

 同社によると、調査では国内数十カ所の温泉と共に熱海市が保有・管理する61源泉を解析した。61源泉のうち一つを使う10~30代向けのミスト化粧水などを2025年内に商品化する。商品は市内で土産物としての販売を計画している。

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