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熱海・渚町にスタンディングビアバー新店 ジビエのケバブとクラフトビールを提供

「marunowa CRAFT」店長の奥出岳豊さん

「marunowa CRAFT」店長の奥出岳豊さん

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 スタンディングビアバー「marunowa CRAFT(マルノワクラフト)」(熱海市渚町)がオープンして2カ月がたった。

ジビエのケバブとクラフトビールを提供する「marunowa CRAFT」(関連画像5枚)

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 2021年に開業したフレンチおばんざい「marunowa」の姉妹店として3月21日にオープンした同店。marunowaの道を挟んで隣にあった建物を改装してオープンした。開店の経緯について、店長の奥出岳豊さんは「熱海には地元や観光の若い人が気軽に飲みに行ける店がまだまだ少ない。これから熱海には海外からの観光客も増えると思うので、いろいろな人が楽しんでコミュニケーションを取ってもらえるような店を作りたいと思った」と話す。

 店内にはスタンディング式のカウンターを設置。壁全体には名古屋を拠点に活動するアーティスト・vug(バグ)さんが描いたイラストをあしらう。熱海で開かれたアートイベントに関連し、vugさんが店を訪れて同店をイメージした絵を直接描いてもらったという。店内の音楽は、ラッパーの趣味を持つ奥出さんが選曲したレゲエやヒップホップを流す。

 フードメニューは、伊豆周辺で取れたシカやイノシシなどのジビエや低温調理の鶏肉を使ったケバブを売りにする。ジビエは、15種類以上の各国のスパイスを用いて4時間以上煮込む。唐辛子の燻製(くんせい)ソース「チポトレ」など7種類の自家製ソースから1種類を選んでかけて食べてもらう。価格は、チキンケバブ=800円、ジビエケバブ=850円など。

 ドリンクメニューは、静岡県内や国内外のクラフトビールを瓶入りと缶入り合わせて30種類以上をそろえる。価格は1本850円から。奥出さんは「クラフトビール初心者でも飲みやすい物から玄人好みの物まで置いている。ラベルのデザインがどれも個性的なので、『ジャケ買い』でも楽しんでもらえる。いろいろと飲み比べてもらえれば」と話す。

 オープンからの2カ月は、飲みに行く前や飲んだ後の2軒目として利用する客が多いという。奥出さんは「スタンディング式なので入りやすく出て行きやすい。気軽に使ってもらえていると思う。ジビエとクラフトビールのおいしさを伝えながら、お客さまと一緒に楽しい空間を作っていきたい」と意欲を見せる。

 営業時間は14時~21時。

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