熱海商工会議所(熱海市渚町)が現在、「熱海に残したい老舗飲食店・お気に入りメニューアンケート」を実施し、市民から広く意見を募っている。
地域住民の声を基に「未来に残したい老舗飲食店」を調査し、事業承継支援や地域資源の活用、熱海の魅力発信につなげることを目的に行う。近年は店主の高齢化や後継者不足を背景に閉店を検討する飲食店も少なくなく、市民に長年親しまれてきた店や料理を次世代へ残していく取り組みとして企画した。
アンケートでは、残したい飲食店の名前やお気に入りのメニュー、その店や料理にまつわる思い出などを尋ねる。昔から通っている店や家族との思い出の店、熱海らしさを感じる店など、市民一人一人の記憶や愛着を集めることで、地域に根付く食文化の価値を可視化する。
集まった意見は、事業承継を希望する店舗への支援や店舗・メニューの磨き上げに活用するほか、熱海の食文化を伝える地域資源としての活用も検討する。事業承継が実現しなかった場合に備え、地域に愛されてきた料理のレシピを保存する取り組みも視野に入れているという。
担当の石井裕隆さんは「市民の皆さまの『残したい』という声を見える化することで、熱海の魅力を未来へ残していくきっかけにしたい。多くの方に協力いただければ」と呼びかける。
熱海商工会議所ホームページで受け付けている。回答期限は設けていない。