ノンアルコール飲料の蒸留所「O labo distillery(オー ラボ ディスティラリー)」(熱海市網代)が7月4日、オープンした。
蒸留所「O labo distillery」オープニングイベントの様子(関連画像4枚)
運営するのは林業を営む「アラハラスヤッホ」(伊豆市)代表の吉田泰志さん。自ら山に入り採取した植物を蒸留し、「植物の香りを飲む」という新しい体験を提供する。
初の商品は、100本限定で販売する「NOMU yabukuro(ノム ヤブクロ)」。6月に伊豆の山で採取したヤブニッケイ、クロモジ、スギ、ヨモギをそれぞれ蒸留して調合した。年や季節によって植物の香りや味わいが変化するのが特徴で、今回は華やかなウッド系の香りにシナモンを思わせる風味を感じられるという。ロックや炭酸割りのほか、コーヒーに加えたり、ワインと合わせたりする飲み方も提案する。ラベルには岩をモチーフにしたデザインを採用した。ボトルの価格は200ミリリットル=1,760円、500ミリリットル=3,300円。
蒸留所は元塗装店の倉庫を改装した。昨年5月に建物を購入し、1階を蒸留所、2階を購入した商品の試飲やイベントができるスペースとして整備した。
吉田さんは「日本の国土の約7割は山。普段の暮らしの中で山の素材を楽しむ入り口になれたらうれしい。山の価値を伝えることで、山を管理し続けられる経済にもつなげていきたい」と話す。
「NOMU yabukuro」は、網代駅前の飲食店「you&」のほか、市内飲食店などで販売を予定する。