ACAO SPA & RESORT（熱海市上多賀）が売却した旧HOTEL ACAOが12月16日、「ホテルニューアカオ」に名称を変えて営業を始めた。運営は「マイステイズ・ホテル・マネジメント」（東京都港区）。

来年夏に営業を再開する予定の旧ホテルニューアカオ館（関連画像3枚）

　ACAO SPA & RESORTは11月、保有する土地の7％と付帯するホテル建物を米投資ファンドのフォートレス・インベストメント・グループ関係会社のShirakamiに売却すると発表。日本各地で140棟を超えるホテルを運営する傘下のマイステイズ・ホテル・マネジメントがホテル運営を引き継ぐとしていた。

　同社が運営を始めたのは、旧HOTEL ACAOとして営業していたホテル客室100室、レストラン2店、温泉施設「スパリウムニシキ」などホテル施設のほか、隣接するカフェ「花の妖精」。ホテル棟の名称は「HORIZON WING（ホライズンウイング）」とした。休館中の旧ホテルニューアカオ館は、来年夏に営業を再開させるとしている。

　同館・総支配人の土橋裕樹さんは「熱海の老舗ブランドの歴史を大切に受け継ぎながら、ホテルニューアカオというホテル名称を引き続き使用し、ホテルの歴史をつないでいく。地元を代表するホテルとして熱海の観光をけん引してきたので、期待に応えられるように努めたい」と話す。