新茶のシーズンを迎え熱海では現在、スイーツ店などが静岡県産の抹茶を使った期間限定商品を販売している。

「熱海パールスターホテル」ラウンジで提供する「新緑アフタヌーンティー」（関連画像5枚）

　和洋折衷スイーツのテイクアウト店「又一庵（またいちあん）謹製 熱海ばたーあん」（熱海市田原本町）は4月13日、静岡県産抹茶を使った「熱海ばたーあんパン抹茶」（490円）、「熱海ばたーあんパンまんじゅう抹茶」（280円）の販売を始めた。いずれも生地に抹茶を練り込む。「熱海ばたーあんパン抹茶」ではバタークリームにも抹茶を入れた。店長の佐伯真凜さんは「昨年も好評だった抹茶を使った商品。パン生地はよりふわふわに、バタークリームはより滑らかになったので、おいしく味わってもらえれば」と話す。6月中旬まで。

　「熱海プリン」では4月12日、島田市の「丸七製茶」とコラボした「抹茶ほうじ茶フェア」を始めた。全店舗で「静岡抹茶プリンDX2」「静岡ほうじ茶プリンDX」（以上500円）を販売する。「追いソース」をセットして、抹茶やほうじ茶の濃さを楽しんでもらえるようにした。「熱海プリン1号店」（田原本町）店長の根本美洋さんは「濃くておいしい静岡の抹茶とほうじ茶を存分に味わってほしい」と話す。「ドライブイン熱海プリン食堂」（上多賀）、「熱海プリンカフェ2nd」（銀座町）でも、店限定の抹茶スイーツを提供する。5月中旬まで。

　リゾートホテル「熱海パールスターホテル」（東海岸町）内のラウンジ「オーシャンブリーズ」では、5月1日から「新緑アフタヌーンティー」（4,950円、サービス料別）を販売する。「新緑」をテーマに、抹茶やメロン、ピスタチオなど緑色の食材を使いスイーツやセイボリーを提供する。抹茶とメロンは静岡県産で、「静岡抹茶ショートケーキ」「静岡抹茶トルテ」「静岡メロンゼリー」「シュークリームピスタチオ」「グリーンピースのスープ」など。ドリンクは26種類をそろえ、お代わり自由で用意する。同館支配人の大川真実さんは「新茶をめでる日本人の心に寄り添った緑色のアフタヌーンティーを和の文化を生かしたロビーラウンジで楽しんでほしい」と話す。提供時間は12時～15時。前日17時までの予約制。6月30日まで。