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熱海・網代に創作和食レストラン「ぱなしぇ」移転 地域の後押しで再出発

創作和食レストラン「ぱなしぇ」の店主・勝亦俊文さん

創作和食レストラン「ぱなしぇ」の店主・勝亦俊文さん

 下多賀の別荘地で営業していた創作和食レストラン「ぱなしぇ」(熱海市網代)が6月11日、網代に移転オープンした。

木に囲まれた網代の新店舗「ぱなしぇ」(関連画像5枚)

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 店主は横浜出身勝亦俊文さん。店の前身は、1992(平成4)年に東京・世田谷に開業した洋食店「パナシェ」で、近隣に「東宝スタジオ」があったことから、高倉健さんら多くの俳優や映画関係者も来店したという。人気メニューだった「和風オムライス」は多くのファンに愛されたが、両親の介護のために閉店。その後、2022年に熱海へ移住し、同店を開いた。

 今回の移転先は、交流拠点「AJIRO MUSUBI」から車で約2分の場所。貸し別荘として使われていた建物を約2カ月かけて改装した。勝亦さん自身が壁の塗装を手がけるなど、木の温かみを感じられる空間に仕上げたという。席数は、8人程度で利用できる個室など合わせて24席。6席のテラス席も設ける。

 移転のきっかけについて勝亦さんは「昨年末に疲労で体を壊して入院したことが大きかった」と振り返る。これまでレストランに併設して宿泊施設も運営していたが、退院後は飲食事業に専念することを決意。当初は親族を頼って御殿場市への移転も検討したというが、「地域の人たちから『熱海に残ってほしい』と言われ、物件探しまで手伝ってもらった」と話す。複数の候補地の中から決め手にしたのは、駐車場があり席数も十分に確保できることや、網代城跡地という歴史ある場所だったことという。

 新店舗でも、開業当初から看板メニューとして提供してきた「和風オムライス」をはじめ、「特上和牛ローストビーフ丼」「牛すじカレー」「和風めんたいこスパ」などを用意する。キッチンが広くなったことで揚げ物メニューも加わり、「クリームコロッケ」の提供を始めた。クリームコロッケは東京時代からの人気メニューで、カニクリームやトウモロコシ、トマトなど複数の種類をそろえる。全メニューとも価格は1,500円。サラダ、デザート、コーヒーが付く。

 今後は個室を活用したワークショップ付きの食事会や、施設内の温泉浴場を生かした日帰り温泉付き食事プランなども計画しているという。

 勝亦さんは「東京で店を閉めた時、もう一度この味を出せるとは思っていなかった。熱海で再開できたのも、今回移転して続けられるのも地域の皆さんのおかげ。これからも地域に貢献できるよう頑張りたい。体も元気になったので、地域イベントにも積極的に出店していきたい」と話す。

 営業時間は11時30分~15時。金曜・土曜は17時30分~21時にも営業。水曜定休。

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