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熱海・渚町に「炙り海鮮 daishou」 水産卸会社が新店

「炙り海鮮 daishou」をオープンした大翔水産の稲葉翔大社長

「炙り海鮮 daishou」をオープンした大翔水産の稲葉翔大社長

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 「炙(あぶ)り海鮮 daishou(ダイショウ)」(熱海市渚町)が8月20日、なぎさ中通り沿いにグランドオープンした。運営は水産卸業「大翔水産」(伊東市)。

刺し身の盛り合わせのような「炙り海鮮」のメニュー(関連画像6枚)

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 同社は伊東出身の稲葉翔大さんが2015(平成27)年に創業。創業前から長年、水産業に携わってきたという稲葉さんは飲食店を経営することが夢だったという。「魚の目利きには自信があるので生かしたかった。知人から熱海の物件を紹介されたことがきっかけで、今回の出店を実現した」と話す。

 店舗面積は15坪。席数は24席。それぞれのテーブルにはコンロと排気菅を設け、提供された食材を客が自分で焼いて食べるスタイルにした。店内の壁に泳ぐ魚の水彩画を貼るなどして和モダンな雰囲気に仕上げた。

 看板メニューは、さばいた魚介類と汁物、ご飯をセットにした「炙り海鮮」(1,900円、2,500円、3,800円)。あぶった魚は、自家製のぽん酢たれや塩ワサビなどを付けて食べてもらう。稲葉さんは「魚は刺し身でも食べられるほど新鮮なので、両面軽くあぶって食べるのがお薦め。脂がのった魚をあぶることでうまみが凝縮する。下味に大島の塩を使って仕込むことで魚の余分な水分を抜いている」と胸を張る。

 さばいたウツボをあぶって食べてもらう「うつぼギャング」(1,200円)のほか、「鮪(マグロ)生ハム」(850円)、「こだわり珍味三点盛り」(1,000円)など一品料理もそろえる。

 9月から「炙り海鮮丼」などランチメニューの提供も予定しているという。「伊東の魚市場から自分の目利きで仕入れた魚を提供していく。脂がのった旬の魚を選ぶので、時期によって違うおいしい魚を味わってもらえれば」と稲葉さん。「まずは熱海で選ばれる店にして、将来的には伊東などにも店を広げていきたい」と意欲を見せる。

 営業時間は11時~14時30分、17時~20時。水曜定休(月6日休み。店のホームページで告知)。

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