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熱海の「山長自動車」店内リニューアル 抽選券付きチラシなど集客に工夫も

店内をリニューアルした「山長自動車」の山田店長

店内をリニューアルした「山長自動車」の山田店長

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 熱海の自動車整備・販売店「山長(やまちょう)自動車」(熱海市和田町)が現在、コロナ禍で落ち込んだ売り上げを取り戻そうと、新しい取り組みを始めている。

カタログの並べ方を工夫した店内ラック(関連画像5枚)

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 1953(昭和28)年に山田モータースとして創業した同店。現在、スズキやダイハツの車種を中心に自動車の販売、整備、保険などを扱う。同店の山田朱美店長は「コロナの影響による海外の工場閉鎖などが影響し、新車の納期遅れなどが発生したことでコロナ前と比較して売り上げが落ち込んでしまった。補助金を活用する新しい取り組みで、地域のお客さまに当店のことを知ってもらいたい」と話す。

 今年に入り、山田さんが中心となってさまざまな取り組みを始めた。4月、近隣のスイーツ店やラーメン店の食事券、ガソリン10リットルなどが当たる抽選券の付いたチラシを作り、10回にわたって熱海市内に新聞の折り込みチラシを配布した。これまでメーカーから支給されるデザインのチラシを配布したことはあったが、同店オリジナルのチラシは初めてだったという。「山長自動車のことを覚えてもらいたいという思いから、ほかの自動車店でやらないような型破りの企画にしたかった」と山田さん。「面白いことをやってるね、と声を掛けられることも増えた」という。

 6月に店のホームページも大幅にリニューアル。市内のデザイン会社に依頼し、親しみやすいイラストを多く取り入れたデザインに変えた。ホームページに描かれている熊や山羊などのイラストは、同店で働くスタッフをイメージしたキャラクターに仕上げた。

 8月には店内の改装にも着手した。「ホームページと店内のイメージが連動していない」という客からの一言がきっかけだったという。山田さんは「特に工夫したことは、自動車カタログの見せ方。これまではただラックに差し込むだけだったが、表紙が見えるように書店のような並べ方をすることでお客さまへの訴求力が高まった」と話す。木板を使ったラックに合わせ、カウンターや床、テーブルを木の温かみが伝わるデザインに変えたほか、緑の装飾でおしゃれな雰囲気を演出したという。

 今後について、山田さんは「まだまだ市内での認知度は低い。経済が復活してきたときのためにしっかり準備はしてきたという自信はあるので、今後お客さまの反応につながっていくことを期待したい。困ったときに頼られるような店になれたら」と力を込めた。

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