学ぶ・知る

熱海で元パタゴニア日本支社長・辻井隆行さんのセミナー開催 オンラインでも配信

第3回未来創造サロンの案内をする枝廣淳子社長

第3回未来創造サロンの案内をする枝廣淳子社長

  • 202

  •  

 熱海の環境まちづくり会社「未来創造部」(熱海市渚町)が5月26日、第3回未来創造サロン「元パタゴニア日本支社長・辻井隆行さんに聴く パタゴニアがカッコイイ真の理由~企業は世界を変えられるのか?~」を開催する。

海の目の前に位置する会場の未来創造部

[広告]

 同社が主催する3回目のサロンとなる今回のセミナー。世界的なアウトドアブランド・パタゴニアの日本支社長を2019年まで務めていた辻井隆行さんを熱海に招く。

 現在、社会活動家・ソーシャルビジネスコンサルタントとして活動する辻井さんはパートタイムスタッフを皮切りにパタゴニアで勤務。2009(平成21)年から日本支社長を務めた。未来創造部の枝廣淳子社長とはお互いに取り組む環境問題での情報交換や環境シンポジウムで共に登壇する間柄ということもあり、今回のセミナーの開催に至ったという。

 パタゴニアは、1973年にアメリカで設立されたアウトドア用品の製造販売を行う会社。創業から一貫して環境に配慮した商品を提供してきたことで知られ、世界の環境問題にも積極的に取り組む。枝廣さんは「今まで通りの会社経営、企業のあり方だけでは通用しない世の中になってきている。環境問題や社会格差など、多くの問題を抱えている。SDGsなどが注目され、企業のあり方も変化していく。熱海でも、企業、経済、環境などを考え直す機会を提供しようと、サロンを毎月開催し始めた」と経緯を説明する。

 今回のサロンを枝廣さんは「パタゴニアは、営利企業でありながらも環境問題に立ち向かう会社。どのような哲学、考え方で経営しているのか、どんな社内制度があるのかなど、参考になる点が多い。実際にパタゴニアの中にいた辻井さんからの話を社外に出て活動して見えてきた視点と併せて聴いてもらえれば」と話す。

 熱海会場の定員は16人限定。オンラインでの視聴も可能。枝廣さんは「パタゴニアはファッショナブルで高品質なブランドとして若者に人気。若い人たちには、おしゃれさのみならずパタゴニアのような世界規模の会社が環境問題に取り組んでいることも知ってほしい。企業の存在価値について考えるきっかけにもなれば。このサロン以外にもローカル食材を使ったイベントや海洋問題を考えるワークショップなども開いているのでホームページをチェックしてもらえれば」と呼び掛ける。

 開催時間は19時~21時。参加費は1,100円。詳しくはホームページで確認できる。

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース