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熱海「月の栖 熱海聚楽ホテル」、東海地区「売れた宿ランキング」で初の1位に

1位になった「月の栖 熱海聚楽ホテル」の森田金清社長

1位になった「月の栖 熱海聚楽ホテル」の森田金清社長

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 熱海の「月の栖 熱海聚楽ホテル」(熱海市田原本町)が宿泊予約サイト「じゃらん」の「売れた宿ランキング(1月~3月)」で、東海地区11室~50室の宿部門で1位となった。

笑顔でお客さまを迎え入れるスタッフ

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 同ランキングは、4半期ごとに「じゃらんnet宿泊取扱額」を集計して発表している。これまで同施設は、2位や3位にランクインしたことはあったが、1位は初めて。同施設の森田金清社長は「新型コロナの影響でまだまだ厳しい状況には変わりないが、1位になれたことは非常にうれしい。従業員の頑張りのおかげ」と笑顔で話す。

 1月に首都圏などに発令された「まん延防止等重点措置」や「緊急事態宣言」により、熱海市内の観光業も大きな打撃を受けた。その期間に1位になったことについて、森田さんは「感染症対策を徹底してきたことと、従業員が一丸となって、お客さまに感謝の気持ちを込めたおもてなしをしてきた結果。特別な割引きプランを作ったわけではなく、お客さまの口コミやリピートが予約につながった」と説明する。

 「熱海全体で見れば、通常と比べると宿泊施設の予約状況は半分程度。緊急事態宣言の発出や延長の状況を見てお客さまは予約するので、直前での予約が多い。口コミ評価が高い宿泊施設や人気の宿泊施設は、普段はなかなか予約が取れないため、こういう時期に予約が入りやすいが、そうでない宿は厳しい。いかに今お越しいただいているお客さまに満足してもらえるかが大切」と力を込める。

 同施設は1955(昭和30)年に開業した温泉宿で、森田さんは3代目。キャッチフレーズである「人による人にやさしいサービスで、心あたたまる宿」を大切にしてきたという。施設から海や熱海海上花火大会を望めることも特徴だが、それ以上に「お客さまへのおもてなしの気持ちが満足につながってきた」という。森田さんは「コロナ禍なので距離感は必要だが、お客さまのかゆいところに手が届くサービスに力を入れてきた。今後も東海地区1位になれるよう、一層精進していきたい」と意気込みを見せる。

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