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熱海に商業施設「ACAO ROSE SQUARE」 地元食材使うピザ店など4店舗

ACAO BLOOM羽田晃支配人とCODA ROSSA小川拓真店長(右から)

ACAO BLOOM羽田晃支配人とCODA ROSSA小川拓真店長(右から)

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 飲食店やセレクトショップが入る商業施設「ACAO ROSE SQUARE」(熱海市上多賀)が4月24日、熱海の観光庭園「ACAO FOREST」入り口にオープンする。運営は、ACAO SPA & RESORTとタイソンズアンドカンパニー(東京都品川区)が共同で設立したACAO BLOOM。

「うずわ」と呼ばれるソウダガツオをトッピングしたピザも

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 国道135号に面し、ACAO FOREST(旧アカオハーブ&ローズガーデン)の駐車場に隣接するカフェや土産物店、事務所が入っていた3階建ての建物をリノベーション。全面改装し、新たに飲食店3店、熱海や伊豆の商品を集めたセレクトショップ1店をオープンする。いずれもACAO FORESTに入園しない客も利用できる。

 ACAO FORESTは、年間約30万人の来場を誇る熱海の人気観光施設の一つ。園内には、季節の草花が咲く庭園のほか、建築家・隈研吾さんが設計したカフェや相模灘を望むフォトスポットが点在する。一方で、同園前を通過する車・年間約300万台からの観光客や地元住民の取り込みは課題の一つだった。

 3階に入るピザ店「CODA ROSSA(コーダロッサ)」は、店内85席とテラス18席を設ける。全席から海が見える。イタリア製のピザ窯で焼くマルゲリータやマリナーラ(以上1,580円~)など定番のほか、伊豆で「うずわ」と呼ばれるソウダガツオやバラをトッピングしたピザも提供する。静岡産アメーラトマトのカプレーゼ(1,200円)や三島野菜を使うバーニャカウダ(1,680円)、ふじのくにポークのサルティンボッカ(2,580円)、伊東漁港産の鮮魚のグリル(2,480円)など、地元の食材を使うイタリア料理も提供。ドリンクメニューは、レモンモヒート(880円)、2階のセレクトショップでも販売するハーブティーなど、ACAO FORESTにちなみ庭園をイメージしたメニューも用意する。

 2階のセレクトショップ「herb house(ハーブハウス)」では、ハーブティー、ジャム、アロマオイルなど伊豆や熱海にゆかりのある商品を提供。熱海市内の農家や和菓子店とコラボした同店オリジナルの商品もそろえる。海が見えるテラスで味わうことができるバラのソフトクリームも提供する。店内にはワークショップスペースを併設。地元の生産者や作家が開く講座などの教室利用を想定しているという。

 駐車場に面した1階には、ベーカリー店「薔薇堂(そうびどう)」とドーナツ店「DONUT ROOM(ドーナツルーム)」を配置。いずれも店内の工房で焼き上げた商品を提供する。薔薇堂では、イタリア発祥の「パンドーロ」や特注の型で焼く食パンなど「毎日でも食べられるパン」をコンセプトにした商品のほか、ピンク色のレトロな缶に入ったクッキーも販売する。DONUT ROOMのドーナツは、バターを多く使うブリオッシュ生地にこだわり提供。ローズやミカンのカスタードクリーム入りと、きな粉などをまぶした揚げパンの2種類のドーナツをラインアップする。

 ACAO BLOOMの寺田心平社長は「ホテルレストランを除くと、意外と熱海は気軽に立ち寄れてオーシャンビューのレストランやカフェが少ない。駐車場も広く、国道沿いという立地を生かし、地元の人も含めて幅広い人に日常使いしてもらえるようなベーカリーやレストランにしていきたい。地元の生産者の思いを形にしていく場所にもなれば」と期待を寄せる。

 営業時間は9時~17時(CODA ROSSAのみ11時30分~21時30分)。

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