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熱海で「ジャカランダ」柄アロハシャツお目見え 花や葉を忠実にデザイン

アロハシャツの撮影に臨んだ高須賀さん(右)とフォトグラファーのYUTAさん(左)

アロハシャツの撮影に臨んだ高須賀さん(右)とフォトグラファーのYUTAさん(左)

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 初夏になると熱海サンビーチ前の遊歩道などに咲く花「ジャカランダ」をデザインしたアロハシャツの販売が5月、始まった。販売はPhilo(ファイロ、熱海市下多賀)。

黒地にジャカランダの花をデザインしたアロハシャツ

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 フリーライターとして活動しながら熱海の老舗喫茶店などのロゴをあしらったTシャツやトートバッグなどを販売する事業に携わってきた高須賀哲さんが企画した。ロゴ入りグッズは熱海で大きな反響を得たが、ロゴではなく、熱海の象徴的なものを使ってものづくりをしたいと、自らグッズを企画・販売する「Philo」を設立。熱海の初夏を告げる花といわれるジャカランダに目を付け、花のデザインをあしらったアロハシャツを製作して販売を開始した。

 ジャカランダは、熱帯地域を中心に分布するノウゼンカズラ科に属する落葉高木で、熱海市内には熱海サンビーチ前のジャカランダ遊歩道や親水公園前などに植わる。世界三大花木とされ、ラッパ型の紫色の花が特徴。毎年6月には、「ATAMI ジャカランダフェスティバル」が開かれ、ライトアップされたジャカランダを見学する人も多い。高須賀さんは「熱海はジャカランダを押しているわりには、ジャカランダにまつわるグッズや土産があまりない。PRにつなげたい」と話す。

 アロハシャツは、黒色の下地にボーダー柄でジャカランダの花をデザインした。デザインは、高須賀さんの知人のアパレルデザイナーに依頼。花の色合いや複雑な花びら、葉をできる限り忠実に再現したという。まずは限定で40着を用意し、購入を希望した人に直接販売する。価格は1万2,100円。熱海のものを熱海の人たちと一緒に作って広げていきたいと、商品撮影は熱海出身のフォトグラファー・YUTAさんに、モデルは同じく熱海出身や在住の人に、それぞれ依頼した。

 今後は、ジャカランダをデザインした小物や、ジャカランダにとらわれない商品の製作もしたいという高須賀さん。「熱海のモチーフになるものを使って、楽しんで面白いものを作りたい。今後も熱海の人と一緒に活動していけたら」と話す。

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