熱海の横磯港を拠点に活動する「ATAMI SUP（アタミサップ）」（熱海市東海岸町）が5月14日、熱海サンビーチで親子SUP教室を開いた。

初めてのSUPでも上手に乗りこなす参加者たち（関連画像4枚）

　SUPやSUP YOGAなどのスクールを運営する同店。開催の経緯について、代表の山口明菜さんは「子どもの海離れで、県外からスクールに来た子どもの中にも初めて海に来たという子も多い。海が目の前にある熱海の子どもたちにも、県外の子どもたちにも海の楽しみ方、安全、環境保全などを伝える機会をつくりたいと思った」と話す。

　今回は、熱海で子育て支援の活動をする保育士・鶴淵志穂さんが協力し、親子でSUPを楽しんでほしいと企画。市内外から6組の親子が参加した。参加者は熱海サンビーチのごみ拾いをして環境保全の大切さを学んだ後、インストラクターからこぎ方などの指導を受け、親子ペアでSUPボードに乗り込んだ。サンビーチ沖で30分ほど水上のアクティビティーを楽しんだ。

　今回は「母の日」に合わせて企画したが、次回は「父の日」に開催を予定しているという。山口さんは「鶴淵さんがビーチで子どもを見てくれるので、お母さんもSUPを楽しむことができた。子どもたちも海を楽しんでもらえたと思う。次回はお父さんたちにも参加してもらえれば。毎回ビーチクリーンも行うことで、環境保全にも力を入れていきたい」と話す。