パン店「太陽パン」（熱海市清水町）が3月15日、熱海・起雲閣通りにオープンした。

薔薇堂の食パンは複数種類を提供する（関連画像4枚）

　「太陽のから揚げ店」（同）を経営する草下竜一朗さんが開業した同店。パン店をオープンした経緯について、草下さんは「店の隣のテナントが空いて、ビルオーナーから声を掛けてもらった。店を任せられるスタッフとの縁もあり、出店を決めた。商店街を日常的に使う地域住民の生活に欠かせないパンを提供することにした」と振り返る。

　パンは、市内のパン店「薔薇堂（そうびどう）」（上多賀）から仕入れて販売する。同店がその日の朝に焼いたパンを納品してもらう。仕入れるのは、食パン、総菜パン、菓子パンなど日替わりで約20種類。注文を受けてからジャムやチョコソースなどを塗って提供する「サンドパン」（250円～）も用意する。「サンドパンは、女性でも食べやすい小ぶりなサイズ。薔薇堂に当店オリジナルで作ってもらっている。揚げパンも含めて20～30種類のサンドパンを用意する」と草下さん。コーヒー豆も販売する。

　「太陽のから揚げ店」出店以降、飲食店の出店が相次いだ起雲閣周辺では昨年3月、地域の事業者らが「起雲閣通り商店街」を新たに立ち上げた。草下さんは「観光客に向けてというよりは、地域の人にとって便利な店にしたい。商店街がより活性化していけば」と話す。

　営業時間は11時～18時（パンがなくなり次第閉店）。月曜定休。