熱海銀座商店街のイタリアンジェラート店「La DOPPIETTA（ラ・ドッピエッタ）」（熱海市銀座町）が8月18日、オープン5周年を迎えた。

地元の特産品を使ったジェラートを提供する「La DOPPIETTA」（関連画像4枚）

　熱海銀座商店街にあるシェアテナント「RoCA（ロカ）」内に、牧之原市出身で都内で飲食店を経営する太田賢二さんが2017（平成29）年8月18日に開業した同店。ジェラートは全て店内で作り、常時18種類を置く。

　店の立ち上げから関わる店舗責任者の佐藤雅之さんは「開業した当時は銀座商店街にはシャッターの閉まった店もあったが、この5年でスイーツ店などが新たに出店してにぎやかになった。若い観光のお客さまが増えた」と振り返る。

　同店は開業から、イタリアの食材と地元静岡の特産品を使ったジェラート作りにこだわってきたという。牧之原市にある森木農園から仕入れるアールスメロンや、東伊豆町の佐藤農園で育てたニューサマーオレンジを使ったジェラートなど、地元で採れる季節の果物を積極的に取り入れる。ほうじ茶や緑茶のジェラートも静岡県内で製茶された原材料を使う。「仕入れるだけでなく、実際に自分たちで収穫の手伝いをして、農家とつながりをつくっている」と佐藤さん。

　この5年で同店を目指して熱海に来る客も増えたという。佐藤さんは「初めてのお客さまにも入りやすく、地元のお客さまにも愛される店作りを大切にしてきた。地元に長く根付く店にしていきたい」と話す。

　営業時間は10時～18時。