経営セミナー「熱海版DX 事例報告会2022」が2月22日、熱海市内で開かれる。主催は「熱海DX化推進委員会」。

「熱海版DX 事例報告会2022」開催概要

　熱海の事業者のDX（デジタルトランスフォーメーション）化をサポートしようと昨年4月、市内のデジタル分野の事業に携わる有志が設立した同団体。7月に市内金融機関の職員向けに勉強会を、10月に市内中小事業者向けにセミナーを、それぞれ開き、DXに関する基礎知識や動向、全国の活用事例を紹介した。

　団体の活動初年度は、市内の飲食店や宿泊施設などから「請求書や契約書のペーパーレス化を進めたい」「予約管理システムを一元化したい」「人材不足を補うデジタル端末を導入したい」「SNSを活用して宣伝活動をしたい」「ホームページやネットショップを有効活用したい」などと、デジタル関連の相談が幅広く寄せられたという。相談への対応には同団体のメンバーらが当たってデジタル化を支援した。

　今回のセミナーでは、団体メンバーが支援した市内事業者のデジタル導入の事例を紹介するほか、DX化の課題や展望についても話す。メンバーの谷清和さんは「初年度でさまざまな分野のデジタル化・DX化を推進してきた。老舗飲食店がデジタル機器を導入して従業員の負荷を軽減した事例や小規模事業者がペーパーレス化を実現した事例などを紹介する。自社へのデジタル導入のイメージをつかんでもらえれば」と参加を呼びかける。

　開催時間は13時30分～14時30分。参加無料。申し込みは「熱海DX化推進委員会」ホームページで受け付ける。