熱海の長浜海浜公園「うみえーる長浜」（熱海市上多賀）で4月3日・4日の2日間、「ながはま特設市」が開催された。首都圏の緊急事態宣言を受けて見合わせていた飲食ブースも約3カ月ぶりに再開し、地元や観光客らでにぎわいを見せた。主催は多賀観光協会。

Tsukasaさんによるフリースタイルフットボールのパフォーマンス

　「ながはま特設市」は毎月第1、第3土日曜を中心に開催。地元で収穫された季節の野菜や果物、魚介類や海産物が並ぶ。干物や網代の郷土料理「イカメンチ」、わかめラーメンなどの飲食ブース、フリーマーケット、生バンドのステージなどもあり、毎回多くの人でにぎわう。緊急事態宣言が発出されて以降は規模を縮小して開催してきたが、この日は天候にも恵まれ、久しぶりの恒例イベントを楽しむ人の姿が見られた。

　この２日間の特設市では、多賀の特産品であるかんきつ類に加え、これから旬を迎えるタケノコも並んだ。県内出身で、国際大会で準優勝経験もあるというTsukasaさんによるフリースタイルフットボールのパフォーマンスも行われ、来場者の目を引き付けた。次回の特設市は今月17日・18日の2日間、開催する。

　長浜海浜公園では、ゴールデンウイークから夏にかけての行楽シーズンに、さまざまなイベントが開催予定。ゴールデンウイーク期間中、フランダンスなどのステージイベントが行われる。6月には「第9回アクアスロン大会」を開催。長浜海水浴場は7月10日から8月29日まで開かれ、8月12日には「伊豆多賀温泉 海上花火大会」を開催。観光協会では、ホームページや会場内で感染症対策を呼び掛け、観光客らを迎える準備を進めている。