リゾートホテル「星野リゾート リゾナーレ熱海」（熱海市水口町2）で3月11日、海藻で春を感じてもらうイベント「海の花咲くリゾナーレ」が始まった。

海藻を使って作る「海の花フレームブーケ作り」（関連画像4枚）

　今回で4回目となる同イベント。ホテル最上階にある「ソラノビーチBooks & Cafe」の店内を海に見立て、本物の海藻を使った装飾で彩る。約400種で全国最多といわれる伊豆半島に生息する海藻の美しさを通して春を感じてほしいと企画した。

　店内の天井からは、海の深さによって異なる色に育つ海藻の特徴を生かし、上部から緑色、褐色、紅色の順に海藻を使った「海の花モビール」をつるす。海藻を瓶の中に閉じ込めた最大約1メートルの高さの「海の花ハーバリウム」や海藻がデザインされたハンモックも設置。海の中でお花見をしているような演出を提供する。

　今回初めて、海藻を使ったドリンク「海の花クリームソーダ」（900円）を販売する。海藻を原料として作るチュイールやゼリー、海藻から採った塩が原料の「藻塩アイス」などを使い、見て味わって楽しめるドリンクに仕上げたという。

　色とりどりの海藻を使って作る「海の花フレームブーケ作り」も開く。海藻を好みで組み合わせ、海藻のブーケのような装飾をウッドフレームの中で表現してもらう。前日17時までの予約制で、料金は1人3,500円。

　同館広報担当者の山本花津奈さんは「本物の海藻を使った装飾や窓のしつらえで海の中にいるかのような空間になっている。初めて提供する海藻原料をふんだんに使ったクリームソーダや海藻押し葉を使ったクラフト体験も楽しんでもらえれば」と呼びかける。

　利用は宿泊者のみ。5月31日まで。