11月13日から始まった大相撲九州場所で新入幕を果たした熱海出身力士・熱海富士（伊勢ケ浜部屋）を応援しようと、市内各所に横断幕などの設置が進んでいる。

市役所に掲げられた熱海富士の新入幕を祝う懸垂幕（関連画像3枚）

　2020年11月場所で初土俵を踏んだ熱海富士は、歴代8位のスピード出世となる初土俵から12場所での新入幕を果たした。現在行われている九州場所では、西前頭15枚目で迎え、15日の3日目で幕内初白星を挙げている。

　熱海駅前の平和通り商店街には15日、平和通り商店街振興組合が商店街のほぼ中央辺りのアーケードに「大相撲 熱海出身熱海富士」と書かれた横断幕を設置した。商店街の理事長・久保田昌之さんは「熱海の玄関口である平和通り商店街に大旗を掲げることで、熱海温泉を訪れる観光客にも熱海富士を知ってもらいたい。応援してもらうことで熱海富士も頑張る糧になり、上に上がってほしいという願いを込めた」と話す。

　熱海市役所には、熱海富士後援会が「祝 熱海富士関おめでとう」と書かれた長さ約9メートルの懸垂幕を設置。市役所ロビーにもサイン入りの写真パネルが置かれ、市役所を訪れる市民らの目を引いている。熱海市立図書館でも熱海富士の新入幕を祝う「大相撲特集」のコーナーを作り、活躍を後押しする。